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研修医記録

関東労災病院 臨床研修医 冲永紗百合(研修期間H29.11.1~H29.11.30)

関東労災病院 臨床研修医 冲永紗百合(研修期間H29.11.1~H29.11.30)

 この度、関東労災病院初期研修プログラムの地域医療研修として、あがの市民病院で1ヶ月の研修を無事終了いたしました。関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。研修を通じて得た貴重な経験について僭越ながらご報告いたします。

 あがの市民病院は療養型施設を含め250床の中規模施設です。少子高齢化のすすむ人口約4万人の阿賀野市にある唯一の総合病院として市の医療の中核を担っています。地方都市の総合施設での勤務が初めての私にとって、研修生活は新しい挑戦と発見の毎日でした。
まず日常診療での幅広い医療知識とそれに基づく迅速な判断の重要性を再認識しました。外来・入院いずれでも複数の基礎疾患を持つ高齢患者が多く、臓器別専門的知識よりも一般内科的、マイナーも含めた網羅的知識が必要とされ戸惑いました。また当直帯では検査の制約があり、病歴や身体所見のみから緊急性を判断する必要がありました。自分の専門に偏った医療知識や検査に頼りがちな診療を見直し、丁寧な診察を心がける良い機会をいただきました。

 次にチーム医療に携わる様々な医療従事者の存在とその多忙さに驚きました。例えば1人の高齢入院患者には看護師による細々した日常生活のケア、作業・理学療法士のADL評価、さらに介護保険や公的扶助などの社会保障導入に社会福祉士やケアマネジャーの介入が必要です。この他にもチーム医療には多くの医療スタッフの存在が不可欠であり、その土俵づくりが医師の重要な役割のひとつだと感じました。あがの市民病院の病棟は開放的で各職種の方々とのコミュニケーションがとりやすく、充実したチーム医療の提供を考え、実践することができました。

 高齢患者への対応に困った場面も多くありました。地方の高齢患者さんといえばなんとなく温和な印象がありましたが、実際は意志が強く自立しており入院拒否されてしまうことがありました。初めての訪問診療では身寄りのない認知症の高齢夫婦の方がいらっしゃいました。そんなときでも上級医の先生方は柔軟な対応をされており、患者さんに寄り添う先生方の模範的診療とその卓越した人間性に感動しました。患者の満足する医療には疾患だけでなく人として患者を診ることも大切であると思いました。

 今後、地方ではますます過疎化、高齢化がすすみ、地方で働く医師は上で述べたような様々なスキルを要求されます。現在の医療システムの元では、私と同世代の医師は将来地域医療に従事する可能性があることを再認識し、日常診療での取り組み方を改める必要があると思いました。
 全く新しい環境の中、医師として人としての実力不足を痛感したつらい日もありました。しかしそんな私が今こんなにも充実した気持ちで研修を終えられたのは、藤森院長をはじめ、関わってくださった医療関係者の方々、総務課の皆さん、秘書の今成さん、そして未熟な私を主治医として受け入れてくれた患者さんの温かい支えのおかげです。短い間でしたが本当にありがとうございました。この経験を今後の人生に活かして日々精進していきたいと思います。

関東労災病院 臨床研修医 出内悠紀(研修期間H29.10.1~H29.10.31)

関東労災病院 臨床研修医 出内悠紀(研修期間H29.10.1~H29.10.31)

 1ヶ月間の地域医療研修でお世話になりました。所属する関東労災病院のプログラムでは、地域医療研修は地元のクリニックとあがの市民病院との選択制でした。どちらもそれぞれの魅力はあると思いますが、医師としてスタート地点に立ったばかりで、毎日が新鮮なこの時期だからこそ、1ヶ月というわずかな期間ではあっても、環境の大きく異なる地での研修で考えさせられ、また得られるものも多いのではないかと思い、新潟での研修を選択しました。当然ながら関東労災病院以外での勤務の経験がなく、未熟な自分と初めての異なる環境に、研修前は不安でいっぱいでした。しかし、あがの市民病院のスタッフの皆様が初日から温かく迎えてくださったお陰で、思ったよりもスムーズに馴染むことができたと思います。

 関東労災病院では、日中は病棟業務中心であり、外来といえば夜間の救急外来のみでしたが、あがの市民病院では日中の内科外来も担当させていただきました。救急外来は受診時や翌朝、長くても週明けまでの2,3日といった短期的な医学的処置・管理の場であることに対して、内科外来では、疾患のみならず日常生活も含めた医療・保健への関わりがあり、時間軸や背景の違いに最初は大きく戸惑いました。しかし、一症例一症例に対して必ず指導医からの丁寧なフィードバックがあり、徐々にその場しのぎの診療ではなく、その人個人の生活背景を意識し、また中・長期的スパンでの治療計画も念頭におきながらの問診や診察を意識することができるようになったと思います。また、救急外来ではなかなか経験することのない、受診後の定期フォローアップを行うことで、自分が行った治療の効果を実際に診て感じることができました。外来フォローだけでなく、自分の外来から入院した患者さんに関しては、そのまま病棟でも主治医を務めるシステムであったため、最初から最後まで患者さん本人、またご家族に対して、緊張感・責任感を持って診療に臨むことができたと思います。

 診療だけでなく、休日には自転車や公共交通期間を利用して様々な場所へ足を運びました。車がなく不便なこともありましたが、その分地域の空気を直に感じることができました。訪問診療でも感じたことですが、病院は非常に特殊な空間であり、日常生活での病気との付き合い方を考える上では、地域の環境やその土地特有の空気感を知ることは大事だと思うので良かったです。

 至らない点は多々あったと思いますが、スタッフの皆様の温かいご指導、お力添えのお陰で充実した1ヶ月となりました。ありがとうございました。

関東労災病院 臨床研修医 宮内諒(研修期間H29.8.1~H29.8.31)

関東労災病院 臨床研修医 宮内諒(研修期間H29.8.1~H29.8.31)

 神奈川県川崎市にあります関東労災病院から、今回、あがの市民病院で1か月間、地域医療研修ということで、来させていただきました。まず、初めて来たときの印象は、事務を含め職員の方々が自分を本当に歓迎してくださっていると思いました。私の仕事がしやすいように、福利厚生を含め、何から何まで良くしてくださって、感謝してもしきれませんでした。また、看護師さんを含めコメディカルの方々も、進んで話しかけてくださり、私が困っていると、いつも手を差し伸べてくださいました。この病院の職員の方の温かさをいつも感じておりました。
 
 私が勤める臨床研修病院とは、考え方、環境、患者背景など異なることも多々あり、最初は慣れない部分もありましたが、皆様のおかげで少しずつではありますが、成長を感じておりました。また、こちらの病院では、私を主治医として扱ってくださって、検査や治療方針、患者様本人、ご家族へのICなど自らさせていただきました。内科のcommon diseaseは幅広く診ることができましたし、私が外来で診察し、入院となった患者様をそのまま担当し、責任をもって診させていただきました。この経験はなかなかできるものではなく、今回この病院で研修できて本当に良かったと思った瞬間でした。また、診療もほったらかしではなく、ちゃんと指導医の先生方がサポートしてくださり、質問もしやすかったので、大変勉強になりました。普段の診療でも、一日の終わりに必ずフィードバックをしてくださり、知識の偏りを正してくださいました。訪問診療に実際に行かせていただいたのも貴重な経験でした。
 
 休日は、温泉や美味しい寿司を食べに行ったり、花火を見たり佐渡にいったりと仕事後も充実しており、様々な場所の観光ができました。また、水原のお祭りで民踊流しを病院のみなさんと踊れたのは一生の思い出になりました。新潟、そして阿賀野市、水原という土地の魅力を堪能でき、非常に満足しております。大げさではなく、阿賀野市が第2の故郷の様な気がしております。
 
 短い期間ではありましたし、至らない点が多々あったとは思いますが、皆様の温かいご指導で、大変充実した研修を送ることができました。後輩にも是非、あがの市民病院で研修しなさいと伝えたいと思います。本当にありがとうございました。皆様の健康とご多幸をお祈り申し上げます。

関東労災病院 臨床研修医 田中つるぎ(研修期間H29.7.1~H29.7.31)

関東労災病院 臨床研修医 田中つるぎ(研修期間H29.7.1~H29.7.31)

 関東労災病院からの地域医療研修で、あがの市民病院に1か月間お世話になりました。慣れた親しんだ土地や環境から離れることで、新たな経験と視野を得られるのではと考え、あがの市民病院での研修を選択致しました。
 私の務める臨床研修病院では、病院全体の教育体制が整っていることに加え、医師と研修医とでは立場もはっきりと違います。研修医2年目になり、指導医に言われるがまま多くの仕事に追われ、いつの間にか日々の診療が過ぎて行くことに、これでいいのかと考えるようになっていました。

 あがの市民病院において外来診療や病棟で主治医を務めることは、2年目の研修医にはとてもありがたい経験でした。判断し、決断し、実行し、結果が見える。全てが新鮮で緊張感がありました。悩むこともたくさんありましたが、そのどれもが印象的で、自らの経験として深く刻まれたと思います。自らの責任で動くことは、怖くもありやりがいもあり、自分の病院では出来ない経験であったと思います。
 外来や病棟の業務では、指導医へコンサルトがすぐに可能で、フィードバックも常にありました。コメディカルの方々とも交流を持ちやすい雰囲気で、時に話し合い、時にご指導頂き、より質の高い医療に繋がったと思います。
また、業務に忙殺されることはなく、豊富な症例数に対して教科書や文献を検索する時間もきちんとありました。自分の能力に合わせてバランスを調節出来るだけの余裕があり、日々の診療をきちんと消化することが出来る環境でした。

 慣れない土地で、知り合いもおらず、最初は戸惑いを感じたのが正直なところでした。想像以上に暖かく迎えて下さった院長や指導医の先生方はもちろん、コメディカルの方々、事務の方々、病院の全職員方に本当にお世話になりました。職場だけでなく、住環境に関しても細やかな気遣いとサポートのおかげで、ストレスなく1か月を過ごすことが出来ました。
 業務の中では患者様やご家族と交流し、この土地の温かな人間性を感じることができました。休日には新潟県の観光に足を伸ばし、この土地の空気に触れました。1か月経つと、なんだか離れ難く、阿賀野は私にとって特別な土地となりました。

 至らない点がたくさんあったかと思いますが、受け入れ、支え、ご指導いただき、本当に感謝しています。貴重な経験を自らの成長の糧とし、これからも邁進して参ります。



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