学校長挨拶

佐渡看護専門学校学校長 佐藤賢治

医療の目的は単に疾患の治療ではなく、患者さんの生活を維持することにあります。我が国の医療はその提供体制を含めて世界に冠たる水準に達しています。従来は診療技術の進歩が生活の維持に直結していましたが、例を見ない超高齢社会に突入した現在では個々の生活を見つめなければ医療のゴールを誤りかねません。

看護師は患者さんと接する時間が最も長く、患者さんからの情報を最も取得できる職種です。医療機関は医師をはじめとする多くの専門職種から構成されますが、看護師はケアの専門職であると同時に患者さんを各専門職につなぐ役割を持ちます。生活背景などの情報をもとに、現在の状態を踏まえて適切に機能をつなぐことができる職種は看護師以外にありません。どんな医療機関でも看護師なくしてその機能は発揮できないのです。

患者さんの生活を見据えることは自らの生活を見つめることでもあります。佐渡はその歴史を縄文時代まで遡ることができ、自然豊かで食べ物がおいしいところです。佐渡総合病院など臨地実習を行う施設の水準は高く、看護師への道を歩む場所としてすばらしい環境です。意欲ある皆さんを心からお待ちしています。

佐渡看護専門学校 学校長 佐藤賢治